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2006年5月12日 (金)

「シュタイナー銀行を日本に作ろう!」というイベント

昨晩、掲題のイベントに参加してきました。
特にシュタイナー思想、人智学に傾倒しているというわけではありませんよ。
ドイツでそういう活動をバックグラウンドにした銀行(正確には組合金融機関)があり、昨年3月にそこを取材してきた縁があるので。
取材内容についてはトラスト60編『ソーシャル・ファイナンス』をご参照。
(本ブログの「微妙な本」の記事参照)
なんでも今月末に、その銀行に「作ろう!」のメンバーも取材に行く由。

イベント的には微妙なイベントでした。
作ろう、という具体的な行動がひかえているはずなのに、理想主義的な理念の話がほとんどだったし。
作る成算があるのか、どう作るのかについてはほとんど白紙状態な様子でした。
たしかにGLS Gemeinschaftsbankは、ドイツでは急速に業容を拡大していますが、支持を得ているのは何なのかを厳密に理解しないと、勘違いによるサンクコスト発生に終わってしまう可能性があります。
あの手のオルタナティブなビジョンにあこがれるひと。わからないでもないですが、あこがれだけでは事業になりません。
またその手のビジョンの支持獲得可能性って、ロジカルにはかなり微妙な。。。
(以前アマゾンジャパンの読者評でそういう文脈に対して批判的な記事を書いたことがあります(『エンデの警鐘』、HNはk a lucky)。そういえば同書の編著者の一人、河邑氏もイベントに来てたので(NHKの取材班も^^;)、しっかり名刺交換してきましたww)
ロジカルに正しいことを売りにするものが情緒的に支持を集めようとするのって???

人智学の基本的な考え方に触れられたのは、わたし的には有意義でした。
その発想・理念のすばらしさと、その反面持つ限界を識ることが出来ましたから。
わたしの理解を手短にまとめるなら、「三分節運動の理念/三相(?)構造論」の現実化にあたっての最大の障壁は人間の不完全合理性と情報の不完全性にあるということ。
それを擬似的にでも超えるためには、なんらかの「絶対的なもの」を仮定する必要があるかもしれない、ということ(「秘教」的要素)。
またそもそも、理念実現の前提が満たされたなら、理念実現の必要がないかも、というか。
長く書けば書くほどわかりにくくなりそうなので、割愛します。(^^;

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